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完璧主義は損をする!?仕事のクオリティは80%でよい理由

品質を下げて効率化をはかる画像

お仕事の進捗、どうですか?

ひたすら物を作る人、ひたすら書類を作る人、ひたすら電話を掛ける人、ひたすらお客さんの会社やお店を回る人、まだまだ色んな仕事があります。

完璧を求めて時間を無駄にしていませんか?必要のない残業をしてませんか?(残業やりたくてしてるわけじゃねェ!!って怒られそう)

私が常に心がけている、スピード重視でお仕事をこなすための考え方をお伝えします。

 

この記事の対象者・お仕事

大枠としては事務職のサラリーマンを想定していますが、事務職ではなくとも、何かを作って誰かに見せたりする仕事は当てはまるかと。

例えばWordで書類をつくって上司に提出する人、Excelで表やグラフ、図形をつくる人、ひとまとまりの作業をする人など。

仕事をラクにしたい!時間が欲しい!という人も。

 

スピード vs クオリティ

仕事ノウハウ系の本にもよく載る話題ではありますが、その必意味をしっかり考えている人は少ないのではないでしょうか。

ふ~んそうなんだ。どの本見てもスピードが重要とか書いてあるし、要は早く仕事すればいいんでしょ?」と。

気持ちは分かりますが、具体的になにかに取り組んでいるか?と聞かれたら答えられないはずです。




「クオリティ80%」の意味とは

ExcelやWord、PowerPointでもいいです。あなたはどんな物をどんな仕上がりにしていますか?

色を付けてみたり罫線をつけてみたり、セルの幅を変えてみたり色々とオシャレで見やすくしたり。見栄えや工夫に時間をかけすぎていませんか?

クオリティ80%とは、必要以上に制作物の細部にまでだわる必要は無い、という意味です。

そもそも、そのExcel作る必要がありますか?30分かけて作るExcelも5分のメールで済んでしまうのであれば、25分間の無駄(無意味な作業)になりますよね。

メールにおいても、何回も読み直して時間をかけて文章を練り直して、タイトルも工夫して【重要】とかつけてみたり。

やっと送った!と思ったら添付ファイルを付け忘れていた・・・とかありませんか?

そもそも、そのメール必要ですか?電話なら2分で済んでしまいます。

なぜ80%を目指すのか

100%がダメとは言いませんが、かける時間(労力)が無駄になってしまうことがあります。

次の図を見てください。

クオリティ100%は2倍の時間がかかる

タテ軸がクオリティ(品質)、ヨコ軸がかける時間 を関係にしたグラフです。

スタートからAまでの時間でそこそこのクオリティを目指して大枠が固まります(80%)。そこからAからBまでの時間をつかって完璧を目指し細かいところを練り直したりします(100%)。※全ての仕事がそうと言っているわけではありません。

0からAは0からBの半分ですよね?言い換えると、100%の成果物を1個作るあいだに、80%の成果物を2つ作ることができます。

自分の完璧は他人の完璧ではない

上司
上司
ちょっと内容不足してるね、やり直し。

クオリティ80%で提出したらやり直し食らってしまった・・・・でもそれは多分100%で提出してても同じこと

兄弟や親とケンカしたことが無いという人、ほぼ居ませんよね?血肉を分けた兄弟家族でさえ意見が合わないこともあるのに、赤の他人と100%同調することはあり得ません。

自分の中での80%は、他人にとって50%にも成り得るし、逆に100%になり得ることもあります。




重要とそうでない仕事を分けて考える

ではすべての仕事を8割で行えばよいか?もちろんクオリティ100%を重視する場面もあります。

例えば取引先とかわす契約書や見積もり、行政機関に提出する書類や申請など。間違うと(適当だと)後から痛い目をみるものについては、100%で挑むべきです。

一度提出したら取り返しのつかない物は110%でも120%でも、よく精査する必要があるでしょう。

逆に、社内で行うチャットやメール、保存しないような書類などは正直なところ70%でも良いかも知れません。むしろ電話一本で済むなら30秒で終わります。

しっかりと時間をかけるべき仕事、適当でもなんとかなる仕事をしっかりと見極める必要があります。

時間をかけまくって無駄な労力を重ねてる人は、時間の取捨選択ができていません。全ての仕事に全力!!では8時間あっても足りないということは分かりましたね。

机の上がきたない画像

【体験談】クオリティ下げ下げチャレンジ

私が普段仕事において考えているのは、いかにラクして時間を作るかということ。

提出する先に合わせて、制作物のクオリティを変えています。つまり、作業にかける時間を変えています。

クオリティ80%で問題なかったら、次は75%で挑む。また良かったら次は70%・・・と、ドンドン品質を下げていきます

それで文句は言われないのか?言われたら上げればいいだけです。

社内で回覧するような資料だったらそれはそこそこ頑張ります。だって厳しい人が見て「これはクオリティ50%程度だ」と言われ手抜きと思われて終わりですから。

厳しい人(や役職者)の目線に合わせて作ることになる書類は、たいてい品質が求められます。そういうものは全力でやるべきです。

クオリティは下げつつ、自分のレベルは上げる

自分もレベルアップしていくことが必要です。例えばExcelのスキルを上げたり、文書力をあげるために本を読んだり書いてみたり。(このブログもその一部です)

自分のレベル(知識)とクオリティは掛け算です。(イメージ)

知識LV30 × クオリティ80% = 品質24

知識LV50 × クオリティ80% = 品質40

軽自動車で100km/h出すのと、スーパーカーで100km/h出すのは、結果が同じでも意味が違うことはすぐに理解できます。

自分が強くなることで、同じクオリティと思っていても最終的な成果物のでき具合は違ってきます。だから自分のレベルを上げると、仕事も相対的にラクになっていきます。

(追加で降ってくる仕事は、山程ありますが・・・。)

毎日毎日、目の前の仕事にだけ注力している場合じゃない!!ということはよく分かります。

 



【8割主義者】になろう! まとめ

もちろん仕事に全力でとりかかって、熱意ある姿勢を見せることも大事です。

でも同じ給料を貰うなら少しでもラクしたい・・・ですよね?そんな人を応援するような記事になれれば嬉しいです。

大事なことは2つ

  1. 自身のレベルアップをすること
  2. 時間をかける仕事とそうでない仕事を区別すること

でした。

自分の80%を100%と思わせるハッタリも、時には必要です。頑張ってラクしていきましょう!

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