インプット、してますか?
そう聞かれると、何をもってインプットなのかよく分からない。テレビをただ眺めるだけでもインプットと言える?
アウトプットって・・・話すだけ?
多くの人は「それは違う」と何となく感じるのではないでしょうか。インプットとアウトプット。その正体とは、そしてこれからの人生で必要なものとは・・・
インプット・アウトプットとは
そもそも英単語の「input」は、ただ単に入力という意味でしかない。しかし、日本語で「インプット」と表現することで、多くの知識や物事を取り入れるという広い意味に解釈できるようになる。
そして「output」は出力。日本語でいう「アウトプット」はインプットしたものを言語やジェスチャー、描写などで表現することを意味する。言い換えれば、自己表現とも考えられる。
ここで大事なのは、アウトプット(出力)するためにはインプット(入力)が必要不可欠だということ。
言葉や身振り手振りでなにかを表現しようにも、その“なにか”を理解していないと相手には伝えられないし、伝わらない。
十分なアウトプットには、十分なインプットが必要である。
インプットだけでは意味がない
何故中学生や高校生は将来役に立つのかも分からない受験勉強をしているのか。インプットしているだけで、アウトプットする機会がないのなら意味がないのでしょうか?
それは違うでしょう。インプットはアウトプットするための準備段階にすぎないから。
多くのことを学び、多くのことを知ることで、その中から必要なものを取捨選択して表現することができる。
そのためにはまず、たくさんの事を知らなければならない。
そして、あなたが横になってテレビを見ている間やゲームをしている間に、ライバルは読書や勉強をして、インプットを続けている事も・・・・
ブログやSNSだけの話ではない
勘違いしてはダメ。なにも文字を書く事だけがアウトプットではない。
例えば仕事に置き換えてみよう。先輩や上司の仕事ぶりを学び、感じ、身につけるインプット。それを模倣・改良して成果・実績をあげるアウトプット。これも立派なインプット・アウトプットだと言える。
我々は赤ちゃんの頃からインプットを続けてきたおかげで、こうやって日本語でたくさんのことを表現できている。
また人間はコンピュータとは違う。コンピュータは大抵プログラミングされた通りの回答しか出来ない。最近話題のAI(人工知能)でさえ、過去の出来事や経験を元に様々な答えを計算して、導き出しているにすぎない。
人間はどうだろう。同じ質問に対して十人居れば10通りの回答が得られる。その理由は、生まれてから今までの環境・経験によって考え方・答えの導き方が異なるからである。
体験・理解したこと(インプット)を表現(アウトプット)し、さらにプラスアルファの知識を身につける(インプット)。普段意識していないだけで、生きるということ=インプットとアウトプットの繰り返し ということが何となく分かったのではないでしょうか。
アイキャッチ画像の「インプット アウトプット そして・・・」の先には何が入るでしょうか。もうおわかりですね?インプットが入ります。
インプットのためのイメージ(思考法)
インプットするために必要な感覚について。私自身が日頃から心がけているのは「これは面白そうだな。誰かに教えてやろう。」というものです。
少しぶっきらぼうな表現になってしまいましたが、要は 自分ではない誰かに教えてあげるために、勉強しておこう ぐらいの意味合いです。
例えば本を読んでて良いなと思った文章に線を引いたり、ページに付箋を貼ったりすること。感動した言葉や番組などをメモや写真に残すこと。(ちなみにブログを書くことはアウトプットに相当すると考えます)
そして大事なのはプラスアルファの情報。キーワードに対して少し深掘りした知識をつけることで、インプットの質が高まります。
つまるところ、この誰かに教えてあげたい、伝えたい、あるいは自慢したいという気持ちがあれば、勝手に手が動いて調べます。そして次に続く「アウトプット」へ変わります。
アウトプットはインプットの1割
ではいざ表現しよう!と思っても「あれ、そう言えば何を書くんだっけ・・・?」となるのが普通です。
例えばブログを書き始めても、数百文字ぐらいで途端に手が止まってしまう事がありませんか?私自身もありますが、それは伝えたい話全体がまとまっていないか、インプット不足です。
先程説明したように、アウトプットするための情報が足りない(表現したいけど言葉に詰まる、できない)という場合はインプットが足りていません。(何様だよ~と思われるかも知れませんが、自分自身にも言い聞かせています・・・)
文字に限って言えば、1,000字のアウトプットをしようと思ったら、10,000字のインプットが必要だと考えます。3,000字のブログ記事1本作ろうと思ったら、先に30,000字分のインプットが必要です。
でも大抵の場合、基礎知識はあるかも知れません。それをしっかりとした知識として定着させ適切に表現するためには、アウトプットの10倍の情報量が必要ではなかろうか・・・という事です。
「3万文字インプットしたら3万文字アウトプットすればいいのでは?」そんな訳がありません。
ただでさえ情報が溢れていてまとめサイトが流行っているこのご時世ですから、似たような内容なら文章が短いほうが好まれます。(意味のない回りくどい説明は不要、という意味です)
まとめ
インプットは知識・経験を取り入れること。アウトプットはインプットを元に表現すること。
普段何気なく目の間を過ぎゆく情報も、インプットしよう!(=誰かに教えてあげよう!)と意識することで違う見え方をするのではないでしょうか。
1日1つインプットを増やすことで、1年後には365個、10年後には4,000個近いインプットが増えているわけです。
アウトプットのためにはインプットが10倍必要ということ。普段から意識していればどうということはありません。
そして、せっかくインプットしたのならば、アウトプットして知識として定着させましょう!
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